日本での講習・セミナー2004

長野県須坂園芸高校

フラワーデザイン科の3年生と2年生と一緒に「自然な花束」を制作しました。生徒の皆さんは、日ごろから植物に接しているせいか、花の扱いがとても丁寧なことにまず感心させられました。花と関わる生活のすばらしさを生徒たちに伝えたいという熱心な担当の先生方の協力のもと、自然の植物の個性をどのように上手く生かせるかをテーマに講習を行いました。

Floral Studio ナチュア

 群馬県桐生市にある花屋さん。自然の造形をテーマにしたデモンストレーションの後、花束をテーマにした講習。参加者の皆さんそれぞれに一枚のポストカードを選んでもらいます。もちろんカードはすべて異なった様々な絵や写真が描かれています。自分の選んだカードを見て感じた雰囲気、言葉、例えばやさしい、上品、黄色、スリルがある!などなど。それらを参加者の皆さんそれぞれの感覚で、花束の中で表現してみました。

静岡県花き園芸卸売市場

 東部生花商組合員の皆さんとの講習。ドイツの一般的なクリスマス作品のデモの後、器と植物の関係をテーマにゲシュテックを制作しました。用意された3つの器の一つが、参加者にランダムに与えられます。参加者の皆さんは、その器に合う花材を選び、器の形をよく見て、花をどのようなフォームに挿すか考えなければなりません。

 参加者の皆さんは、短い時間にもかかわらず、器と花の関係をよくつかんで、面白みのある、個性的な作品を作っていました。

フラワーショップ愛

 鹿児島県薩摩川内市の花屋さん。花屋の店員さんたちを交えてのゲシュテックの講習。普段お客さん相手に何気なく作っているアレンジメントから、少し観念を変えて制作してもらいました。まず店内にある好きな器を選び、器をよく観察して、それぞれにテーマを考える。自分が表現したい事に合った花材を店にある花の中から自由に選んで作ってもらいました。普段の仕事と全く違うと店員さんたちは、言っていましたが、そうでしょうか?お客さんには必ず何のために花を買うかという動機・テーマがあるのですから。

 私の講習は、時間内に決まった花材で、見本どおりに作品を作るのではなく、参加者の個性、花の造形に対する自主性を引き出すことを大事にしています。作品の制作にはテーマがあって、そのテーマに合った花材を自分で選び、表現したいことに最も合った作品全体のフォームを自分で選んで制作をします。出来上がった作品は、参加者一人一人の異なった表現が生まれて来なければなりません。最初、このような講習に慣れない参加者の皆さんは、戸惑いを見せますが、制作をしていく中で自由に自分の感性生かし、素晴らしい作品を作ってくれます。
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